WORKS

こちらのページでは、完結作品をご紹介致します。

女帝懐妊の報は、朧国を揺るがした。

後宮には美姫三千人が仕えるばかりで、女帝は、死別した先帝以外の男と夜を過ごしたことは、ないはずだった。

後宮で書記官として働く、宰相の娘、汪金令は、女帝懐妊の調査を命じられ、後宮の調査を開始する。

女帝が即位してからこの方、夜を過ごしたのは三人の妃だけ。

女帝は、誰の子供を、身ごもったのか。

そして、なぜ、女帝は後宮を解散しなかったのか。

そして、女帝の抱える秘密とは……?

嘘と真実の交錯する、中華後宮風、ラブミステリ。

天帝に仕える宦官の烏影は、目覚めると、天帝の四妃の一人、藍青妃となっていた。

藍青妃は、天帝からは嫌われて、正妃の座からは最も遠い妃であり―――烏影の命を奪おうと剣を向けてきた方でもある。

藍青妃として天宮の正殿へ召し出された烏影は、六日後に正妃に封される妃が誰か選ばれると聞いて、驚く。

烏影が藍青妃に刃を向けられたのが、正妃発表を明日に控えた日だったからだ……。

天帝は四人の妃を持つ。それは天帝という星を中心に、東西南北に配された属星であり、もっとも強い輝きを持つ星が正妃となる。

そして天帝のすぐ西に配置されるのが四つの宦官星であるはずだが、宦官星は悉く失われていた。

天は代替わりの時を迎えていた。

神鳥が卵を運んで来たからである。

卵は、正妃のみが慈しみ、育て上げることが出来るもので、卵が孵れば天帝は次代へと継承される。

なぜ時は戻り、烏影が藍青妃となったのか。

宦官はどこへ行ったのか。

代替わりの時を迎えていた天界で起きた事件の顛末は……?

なんと中華後宮ラブコメファンタジーで、サイバーなセキュリティ小説!!



―――これは、貞操を掛けた攻防戦だ。


事件は、たった一通の書簡の『誤配信』から始まった。

本来送付されるはずのなかった『皇后陛下選考会』の案内が、皇妹に誤配信されたのだ。

游帝国皇帝・蘭宵は、ややこしいことになった、と宸襟を悩ませていた。

皇妹・丹繍は、かつて女帝候補だったことから、兄を恨んでおり、今回の選考会に乗じて、帝位を取り戻すつもりだ―――。


――――というのは、兄視点の被害妄想。

皇妹・丹繍は、隙あらば実兄と懇ろになりたいという野望しか持っていないが、

辺境に幽閉中の為、兄を遠くから思う日々であった。

そこへ舞い込んできた『皇后陛下選考会』の驚くべき内容は、

『朕の寝所に通って進御(夜伽)したものを皇后とする』

というとんでもないものだった(但し書き付き)


辺境から物理ハッキングを駆使して、鉄壁の守備を誇る皇城を抜けて寝所を目指せ!


かなりライトな内容ですが、物理的なハッキングを使って、いろんな悪いことが出来るよ~

そして防ぐことが出来るよ~というのを体感して頂けるかと思います。


一話2000文字~2500文字くらいですので、大体、5分で読み終わります!

隙間時間に、結婚したくない兄vs結婚したい妹の、ハイスピード、ラブバトルなど如何でしょうか?



わたくしの作品の特徴ですが、大体、長編は陰謀が絡んできます。

完結いたしましたので、ぜひ、一気読みを!!

カクヨムユーザーの方は応援♥、お星様★も大歓迎ですよ!!

2018.03『ヒューマンドラマ特集』に選んで頂きました!!

◆サラリーマン人生最後の、夢のような一日・・・◆

 倉田(くらた)一(はじめ)は、四十年務めた会社・東洋電機(とうようでんき)東洋(とうよう)工場の定年退職の日を迎えていた。

 会社員人生の最後に倉田が、四年前に配属されたのは、カーナビゲーションシステム開発部。

 東洋電機の中で赤字続きのお荷物職場。定年間際の倉田を配置して、トカゲの尻尾切りを行う―――そんな人事だった。

 しかし、そのお荷物職場を、一転、東洋電機の稼ぎ頭に成長させた男がいる。

 本社から社内FAで無理矢理異動した、三十六歳の若きエース芹沢秋彦(せりざわあきひこ)だった。芹沢は、三年間、寝る間も惜しんで働いた、倉田にとって特別な同僚だった。

 その芹沢が、定年退職の日を祝うべく、朝から付ききりで倉田の一日の為に運転手やカメラマンを買って出ていた。

 倉田は、なぜ、芹沢が自分に懐いているのか、不思議だった。

 だが、失った息子と同い年の芹沢に慕われるのは悪くない気持ちで、会社員最後の一日をスタートさせる・・・



『結婚か、昇進か。どちらか選びなさい』

『心に決めた相手が居る』と縁談を断り続けていたアラサー公主・娃琳に

兄王から突きつけられたのは、究極の選択だった……。

来月に控えた大茶会には、隣国の皇太子が来るという。

その、饗応の為に、『珍奇で美味なる菓子を用意すること』。

それが出来れば、昇進。出来なければ結婚となる!

公主とはいえ、嫁き遅れの為、大書楼で司書として働いている娃琳は、

知識には自信が有ったが、一つ問題があった。

それは、彼女が、全く味覚を感じないと言うこと。

困っていた彼女が、街で出逢ったのは、西域から来たという謎の男、鴻。

彼は、故郷を助ける為に、『真実を告げる菓子』を探していると言う……?


謎めく料理男子×アラサー姫の中華後宮ラブミステリ



『伏して君に愛を冀《こいねが》う。

 堋《ほう》国の黄金姫。……あなたを、あなたを私の後宮に迎えたい』

堋国の黄金姫・琇華は、隣国、游帝国の皇帝からの熱烈な求愛を受けて皇后として入宮する。

しかし、游帝国に嫁いだ琇華は愕然とする。

皇帝は堋国からの黄金目的で政略結婚したと言い、想い人・愁月との間に、皇子までもうけていたのだ。

失意の中、恋心を捨てきれない琇華は、愛する皇帝の為、財政立て直しに奔走する・・!

祖国から遠く離れた後宮に取り残された、琇華の純愛の行方は?



貧乏皇帝×黄金姫の、すれ違いラブストーリー。



皇太子との婚儀を控えた灑洛(れいらく)は、好奇心で訪ねた花園にて一人の男と出会う。

黒珠黒衣に身を包み、煙るような黎黒の髪を持つ美しき男は、

遊嗄の父親で現皇帝・黎氷(れいひょう)であった。

灑洛にとっては、義理の父にあたる方でもある。

幼い頃から恋い慕っていた遊嗄との結婚生活は、甘く穏やかで順風満帆そのものだったが、

何故か、皇帝が灑洛に対して過剰に目を掛けるようになる。

天帝から賜ったとも言われる神鳥を灑洛に下賜するに至り、

皇帝の執着の異常さに怖ろしくなる灑洛……。

后妃達からも疎まれ、廷臣たちからも蔑まれるようになり……。

そして、事件は起こってしまった。


一気読み推奨! 

愛と復讐が交錯する大人の女性の為の中華後宮ラブミステリ